俵屋観光 望月大輔さん

霊峰七面山登山の拠点、高住地区。
他の地域からのお客様も多く行き交うこの場所に俵屋観光はあります。

望月大輔さん

 

施設の流儀、おもてなしこだわりポイント

お客様によってですが、ご要望により行き先や早川町の事、この地域の事を説明しながらご案内しています。

施設の仕事の内容を教えてください。

タクシーや路線バス、スクールバス、町民バスの運行です。また早川町は買い物や病院に行くのにも車がなくてはならない地域であり、尚且つ高齢化が進んでいることを受け、2021年におつかいタクシーを始めました。

この仕事を始めたきっかけは?

アパレルの業界にいたこともあり、最初から継ごうと思ってはいませんでした。22、3才の時に長男だという事と、また若いころは親からの支援を受け、迷惑をかけてきたこともあって家業を継ぐと決めました。そこでうちの会長の大学の友人の旅行会社に俵屋観光から出向という形で2年程勤めて、こちらに帰ってきました。

あなたとは?

1980年 7月1日生まれです。お節介焼きですね。困っている人がいたら助けてあげたくなる。そしてポジティブですね。ネガティブな事は基本考えないですね。

好きな言葉があれば

いつも心に太陽を”と、“顔で笑って腹で泣く”。寅さんの名言なんですが好きです。

施設の夢、やってみたい事は?

今まだプランの段階ではあるのですが回送の路線バスに一部地域の朝刊の配達業務を委託出来ないかという話があるんです。距離や人手不足が原因で新聞の配達が困難な地域が早川町にも何カ所かあります。そういった集落の所定の場所に乗務員が届ける。今後山深い地域に暮らす人には必要な事だと思うんです。 次はまだ僕の頭の中での構想ですが、七面山登山口の辺りにお土産の自動販売機を置いてみたらどうかと考えています。七面山のお土産で勿論そこにしかないもの、そこでしか買えないものを入れておく。Tシャツでも帽子でも良いし。結構外国人観光客も来るので面白いんじゃないかなぁと思います。利益につながればその売り上げの一部を七面山の清掃の一部に充てるとか、そんなWin-Winのシステムになればいいなぁとも思っています。 またうちのタクシーはこの一年位でクレジットカード決済が出来る様になりました。今の街場では現金を持ち歩かない人がとても多くなっているので、そういう都会の人たちも受け入れられたらいいなと思います。

早川町の魅力を教えてください。好きな場所はありますか?

この自然を大切にしていきたいです。歳をとって若い頃とは感じ方や考え方が違ってきて、周りの町が近代化していく中で、早川町はやっぱり自然豊かな町で良いのかなと実感しています。最近路線バスを運転しているので色々なものが見えてくるんですよ。蓬莱橋辺りは紅葉の風景とか良いですよね。下湯島の辺りの早川の大きい岩がゴツゴツした感じも好きだし、岩や石が青くて.. 白鳳石ですよね。夏秋入り口の桜並木も好きだったり、勿論七面山から見た富士山も良いですね。

 

 

👀筆者主観的目線👀〈バスの運転席から見えたものは〉

東京で暮らしていた大輔さん、家業を継ぐ事は考えていなかったといいますが、こちらに戻ってきて仕事に携わる内にこの町の見方が変わってきた様です。特に路線バスを運転する様になって目に留まるものが増えてきたという事でした。始点から終点までタクシーやマイカーよりもゆっくり走り目線もかなり高くなる事も一因でしょうか、道路沿いの名所や風景のポイントが新鮮に感じる様です。 湯島の川原辺りにある沢山ある大きな岩にロッククライミングの練習に来るお友達の話も聞かせてもらいました。もっとどんどん来てよ、と呼び掛けているそうです。新しい世代の違う価値観がそこにあるんだなと感じました。 当初全く別の業界に就職する事を考えていた大輔さん。畑違いの業界を経験しているという事は違う物の見方ができるという事に繋がっていくのではないかとも思います。 都会に出て様々な物事や人々に出会う若者、その時期を過ぎてやがてまた地元に戻る者。 きっかけや事情はそれぞれ違うのですが長い間この町でも繰り返されてきた事のひとつです。新しい自分の目を通して見えた物や事から、新しい故郷の姿を思い描ける彼のような人材の大切さを強く感じました。

 

 

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