8/13奈良田の盆踊り復活祭
2018年08月10日
奈良田の盆踊り復活祭
〜未来へ繋げるシンポジウムと踊りの夕べ〜
平成30年8月13日 月曜日 開会 14:00
第1部 シンポジウム(14:15〜16:00)
◯話題提供「上流文化と奈良田」上原佑貴(NPO法人日本上流文化圏研究所)
◯座談会「伝統的で固有性の高い民謡と踊りが地域で継承されていく意味と価値」
パネリスト:深沢守(白樺会前会長 奈良田温泉白根館社長)
井上真(早稲田大学教授、環境社会学)
山川志典(筑波大学)
第2部 踊りの講習(16:30〜17:30)
第3部 盆の夕踊り(18:30〜)
主催:「奈良田盆踊り復活祭」実行員会
協力:奈良田区、白樺会、奈良田アルプス会、
古民家カフェ「鍵屋」NPO法人日本上流文化圏研究所
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【概略】
数々の伝説や独自の風習から、奈良田集落は「秘境」とも称されてきた。独特な民謡と踊りは、結婚式などのハレの場、集落での集まりとなれば、自然と演奏が始まり、その場にいる者は踊り出す、そういうものであった。各家庭にも、手作りの三味線があった。しかし近代から続く過疎高齢化の影響で、風物詩だった盆踊りも、年中行事としては途絶えて40年近くにもなる。
地元で立ち上がった「白樺会」の活動によって、民謡と踊りが保存・継承されてきた。1968年10月には、明治100年記念伊勢神宮奉納民謡全国大会に関東県代表として出場。さらに近年では、奈良田集落を出身とする町外在住者との協力も進んだばかりでなく、Uターン、Iターンの移住家族も「白樺会」に加わり、悩ましかった地元での三味線演奏をおこなう後継者も育ちつつある。2017年には、日本フォークダンス連盟が選出する〝日本民謡8選〟に「奈良田追分」が選ばれ、同連盟主催の全国日本民謡講習会にも指導者として参加した。
この協力関係を背景とした盛り上がりのもと、集落の若手が中心となって、「奈良田で盆踊りを復活させよう」と動き出した。